バルの気まぐれ徒然日記

ごく普通の理系()大学生の日記

読書の喜びとは?「人生を狂わす名著50(著:三宅香帆)」

 

 

 今日昨日と暖かな日が続きました。(明日からまた冷え込むようですが・・・)

 

このような陽気の中で一切の思考を廃して眠ることができれば、どんなに気持ちの良いことだろうかとさえ思えるくらいです。

 

というのも、最近は人間関係に関することで気が休まらず、なかなか寝付けない日が増えたからというのが大本の原因なのでしょうが・・・

 

もうすぐ新しい年度も始まる事ですし、せめて早寝早起きを実行できる程度には適度な睡眠を送れるようにしたいものです。

ニーチェだって、「夜は悪魔の時間だから、とにかく眠るのが利口だ」みたいなことを言ってたぐらいですしね。

 

・・・とは言ってもそれですんなり眠れるようなら苦労はしません。

 

それならば、せめて、楽しかった・感動したと思えるような今日の出来事をしたためておきたいと思います。

 

 

 

そんな僕が今日有意義だなって思ったことは、ある一冊の本に出合ったことです。

 

それは、「人生を狂わす名著50(著:三宅香帆) ライツ社」という本です。

 

僕自身、大学生になって読書は割と頻繁にするようになったのですが、仮にも理系の学生なものですから、読むジャンルが理工系の本(ブルーバックスなど)に偏ってしまうんですよね。

 

そうした本ももちろん素晴らしいです。各分野の専門家が一般の人にもわかりやすく読めるようにまとめられた、知識の結晶ともいえるような良書ばかりですから。

 

しかし、そうした本(教養書)から新しい知識をインプットすることに快感を覚えることってあまり無いと思うんですよね。

 

どちらかっていうと、友達や家族などの親しい人との会話にその知識を披露したりとか、自分の認識そのものが変革してしまうような新たな知見が得られることにこそ、読書による喜びが詰まっているのではないかと思うわけです。

 

ここで取り上げている「人生を狂わす名著50」で紹介している「名著」って、それこそ自分の認識そのものが変革してしまうようなパワーを持った本がそれに当たるんだと思います。

 

そう僕に納得させられるぐらい、著者の文章力・本に対する愛が凄まじいこと・・・

 

「これは読まなきゃ(使命感)」と感じさせる本の紹介、それを通して感じ取れる著者の本への愛・・・本当に読書が好きな方ってこんな風に本を読むんだなあとしみじみ感じさせられます。

 

読書からその知識を活かす方法、いわば実践的な読書について知りたいならば、「本を読む本(M.J.アドラー C.V.ドレーン 著) 講談社学術文庫」が最も分かりやすいと思いますが、そこから読書の喜びとは何かってことを感じとるのって難しいのではないかと思います。(本を読む本もお勧めできる本ですが)

 

また、様々な人に向けた本を紹介することを前提にしているためか、多彩なジャンルの本が載っています。(理系向けの本は残念ながら載っていないですが・・・)

 

いずれも、心を大きく動かすような、それこそ「人生を(いい意味で)狂わせる」本ばかり。選書と書評のセンスも素晴らしいです。流石、京大院生の書店スタッフだなあと思わず唸ってしまいます。

 

まとめると、

  • 感動する本に出合いたい
  • どんな本がよいのかわからない
  • 面白い本の読み方が知りたい

これに当てはまる人にとてもおススメできる本だと思います。

 

この本を見かけたら、「まえがきにかえて」の部分だけでも読んでみてください。

それだけでも、読書の面白さがガツンと伝わってくると思います。

 

 

僕も、全力で推薦できるような本を自分の目で見つけることと、この本に載せられていた本をひとまず全部目を通しておくようにしたいなあ。

 

とりあえず、程よく眠たくなってきたのでひと眠りしよう。

 酒で酔う夜もいいけど、良い文章で心が幸せになる夜も素敵なものです。

 

では、気が向いたらまた明日! 

 

 

 

人生を狂わす名著50

人生を狂わす名著50

 

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)